学術研究系科目

I. 学術研究系科目・Academic Classes

英語圏文化専攻の学術研究系科目は、人文学、特に文学、応用言語学、メディア及び文化研究に焦点を当てています。人文学は人間の思想と文化、つまり文学作品、哲学、歴史、芸術等の諸領域を対象とする学問です。人文学研究の教育は、人間を巡る諸状況についての理解を深めるとともに、論理的かつ批判的思考に基づいて自分の考えを明確に表明すること、及びそれに必要となる研究方法を目指します。

英語圏文化専攻の学生は、英語圏の文学作品や歴史や文化を研究するだけでなく、現代社会における諸現象、特に映画やテレビ番組、音楽、ファッション、マンガその他のメディアテクストと言った、大衆文化とメディアに関する題材を採り上げます。今日のメディア及び大衆文化研究は、英語圏で現代社会がいかにメディアによって形成され、その影響を反映しているかの理解を促すだけでなく、現代英語の使われ方についても新たな認識をもたらしてくれます。

人文学の研究は、就職活動に直結する技術とは言い切れません。しかし、適切な手法で調査や研究を行い、自分の意見を明確に示す能力や、論理的かつ批判的にものごとを考えることは、大学卒業後もさまざまな職業に置いて役立つはずです。こうした経験は、高度に専門的な英語運用能力を身につけることに加えて、日本語で仕事をする際にもきっと役立ちます。特にあなたが教員を目指している場合には、日本語・英語を問わず、こうした能力は必須となります。

II. 講義及び演習科目・Lecture and Seminar Classes

英語圏文化専攻には、文学、言語学及び文化研究に関する多彩な専門科目が展開されています。これらの授業は英語と日本語の両方(英語のみの授業、日本語のみの授業、バイリンガルの授業のそれぞれが有ります)で行われます。ですから、これらの授業を受講することで、語学力のみならず、複数言語で思考し、調査研究を行い、それを発表する力を養うことが出来ます。講義・演習科目は、1年から4年を通じて、文学、言語学、文化研究、歴史研究及び英語教育にわたる広い範囲の領域や主題を扱います。英語力の錬成や、学術研究の基礎を固める科目群は必修ですが、多くの選択科目の中から、皆さん個人の期待や目的に沿った科目を選んで履修することができます。最終的には、4年時に自分の関心のあるテーマを採り上げて、卒業論文を完成させることが、英語圏文化専攻専門教育のゴールとなります。

Program in British and American Cultural Studies・英語圏文化専攻

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